返済期間の年数は、以前は公庫融資などの公的住宅ローンは長く、民間住宅ローンのほうがやや短い傾向がありました。ところが最近では、民間住宅ローンにも最長返済期間が35年のタイプが登場しており、公庫融資と民間住宅ローンとの違いは以前よりも小さくなっています。また、公庫融資と民間住宅ローンとの違いを小さくしている事情はもう一つあります。それは、公庫融資に「最終返済時80歳」という条件が加えられていることです。
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こうした全額返済時年齢の条件は、もともとは民間住宅ローンだけの借入条件でした。この条件が公庫融資に取り入れられて、公庫融資の条件が民間住宅ローンのそれに近くなったといえます。いずれにしても返済期間の点では、最長返済期間の同一化も含め、公庫融資と民間住宅ローンとの違いはかなり解消されてきているといえます。ただし、部分的には公的住宅ローン特有の条件が残っています。その典型は、公庫融資で「リ・ユース住宅購入融資」と呼ばれている中古住宅向け融資の条件にある返済期間の決め方です。この融資制度は政策上、維持竹理条件を重視する考え方があるため、対象物件の建築後経過年数だけではなく、一定の基準による維持管理条件が満たされているかどうかが返済期間に関係するしくみになっています。これは民間住宅ローンにはない公庫融資という政策融資特有のしくみです。この条件は購入する中古住宅物件ごとに違います。お客様には物件選択段階での下調べが大事であることをよく説明してください。