引き続いて引戸の話。今度は“納まり”についてです。引戸の納まりは2種類あります。引戸の両側が壁で壁と壁の中央から扉を出し入れして開け閉めするものと、引戸の片側だけが壁で反対側は引戸が露出して扉に付いている、彫込引手に手を掛けて開閉できるものです。前者のタイプは、スーパー億ション等で若干採用されている程度のレアーなものなので、ここでは後者のファミリーマンションでよく採用されているタイプの引戸についてご説明しましょう。
[参考サイトのご紹介]
品川区の大手7社の新築マンション・分譲マンションを探す マンション情報のメジャーセブン
http://www.major7.net/Searchaddress/kantoArea_4_13_109/
茨城県の大手7社の新築マンション・分譲マンションを探す マンション情報のメジャーセブン
http://www.major7.net/Searchaddress/kantoArea_13/
練馬区の大手7社の新築マンション・分譲マンションを探す マンション情報のメジャーセブン
http://www.major7.net/Searchaddress/kantoArea_6_13_120/
このタイプには、ふた通りの引戸の納まりがあります。
(1)引戸を全開にした時に、引戸の木口面と扉枠の内側面が同じ位置にくる納まり
要は和室の戸襖と同じで、全開にすると、戸襖の木口面が扉枠の内側とゾロ(同一面)になり、見た目がきれいなタイプです。また、入口の開口幅も広く、扉枠の内側幅すべてが開口部になるので、開放感もあります。
(2)“引き残し”が生じる納まり
こちらは引戸を全開にした時に引戸が扉枠より約7〜10センチ程度出っ張って、引き残しが生まれます。こう説明すると、見た目があまり良くないように感じるかもしれません。第二のタイプで、引き残しをあえてつくったのには、もちろん理由があります。第一のタイプでは、引戸を開けるとき、彫込引手に手をかけて開けた際に、扉枠に手を挟む恐れがあります。そこで、第二のタイプのように、あえて彫込引手部分を引き残せば、手を挟まないというわけです。見た目よりも安全性を優先したというわけです。とはいえ、私がおすすめするのは、第一のタイプです。そもそも、引戸を開ける際、開け切る最後の瞬間まで彫込引手に手を掛ける人はかなり少ないはず。それよりも引戸を目一杯に開口できたほうが開放感がありますし、何より見た目がきれいです。また、大きな家具等の出し入れにも便利です。最近の木製の引戸は昔に比べて軽くつくってありますので引戸を全開にした時に彫込引手と扉枠の所で万が一、手を挟んだとしても怪我には至らないと思います。ちょっと痛いな程度で済みます。また人間、一度痛い経験をすると二度目からは注意いたします。ですので開けた時に開口部が広く綺麗な方が私は良いと思います。ただし、私が薦めるこの引戸は木製の軽い引戸だった場合に限ります。例えば、木製よりも重たいサッシュは手を挟んだら大怪我になります。したがって、こちらの場合は第二のタイプにするべきです。サッシュに手挟み防止装置が設置されていれば、さらに安全性が向上するでしょう。実際、私が設計監修したマンションの住戸内の木製の引戸の納まりは第一のタイプを採用し、サッシュの片引戸の納まりは第二のタイプを採用しています。モデルルームで木製引戸、サッシュ引戸を見た時は、実際に開閉して、納まり方や安全性などを比較してみてください。