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「広いリビングルーム」を確保するためのポイントとは

2011.09.30

「広いリビングルーム」を確保するためのポイントは大きく次の二つがあります。1.壁の強さとバランス2.床の強度リビングルームを広くしていくと、相対的に壁の長さは減少します。ということは、まず一枚あたりの壁の強さを確保すべきなのです。建築基準法では壁の強さを「壁倍率1」から「壁倍率5」まで確定しています。「壁倍率1」の壁だと一〇枚必要なところ。「壁倍率2」の壁を使えば五枚で済み。「壁倍率5」では二枚となります。仮に「壁倍率10」の壁があれば一枚でいいということになります。「壁倍率5」は三寸角の柱の間に、同じ三寸角の「筋交い」を二本交差して固定している仕様です。当然広さを確保するには、壁が強くてしかも必要な枚数を少なくできるほうが有利です。住宅会社は、自社の壁倍率に見合った「壁量」を設けているはずです。これさえ怠っている会社は、欠陥を後で指摘されても仕方のない問題外の会社です。次に「壁のバランス」の問題ですか、これは平成十二年の建築基準法改正で一般木造でも規制が始まりました。にもかかわらず、住宅会社によって取り組み方にまだ差があるのが現状です。一般に、広いリビングルームを設けると、リビングルームの周りには壁が少なくなり、北側がどうしても壁の多い間取りになります。こうした間取りだと家の北側に強さが偏ってしまうことになります。この場合、大きな力を受ける南側は変形しやすくなってしまいます。建築基準法の改正では、東西南北のそれぞれの側面から四分の一の範囲に一定の壁を置いてバランスをとるように求めています。広縁と居室を南側全面に開け放つような間取りは、木造では構造上、困難になっているので、このような空間を提案してくる設計帑には「壁の強さとバランスは?」と、その根拠を確認すべきでしょう。

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