なぜ固定期間選択型の特約期間10年の金利なのか。それには、こんな理由があるという。「住宅ローンの返済に行き詰まってデフォルト(債務不履行)に陥る確率をこれまでの実績から分析したデフォルトカーブをみると、返済開始から10年を過ぎると確率が大幅に低くなります。ことばは適切ではないかもしれませんが、10年目を無事に通過すれば、その後の“生存率”が極めて高くなるわけです。そのため固定期間選択型の特約期間10年の金利を使って審査しているのです」(メガバンク住宅ローン部門幹部)たとえば、1.0%の金利で融資していても、審査は3.6%、3.7%といった金利で行うことになる。
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これは、金融機関か将来的にはそこまで金利が上がるかもしれないと考えていることを意味する。1.0%の3倍以上の金利になっても返済を続けられるかどうかをチェックしているわけだ。3000万円、35年元利均等返済だと、金利1.0%なら毎月返済額は8万4685円。年収400万円の人なら、返済負担率は25.4%だから審査基準の35%を問題なくクリアできる(実際に問題がないかどうかは別問題だが)。しかし、3.7%の金利で計算すると毎月返済額は12万7488円になる。